죽이고 싶은 아이 2 / 이꽃님 を読んで【韓国書籍】
81冊目
죽이고 싶은 아이 2 / 이꽃님
殺したい子2 / イ・コンニム
続編です!

登場人物に責任をもつ
後書きによると、もともと続編の予定はなかったそうです。
しかし、登場人物に責任を持つべきだという著者の考え方により、
めちゃくちゃになってしまった主人公とその家族の再生や、それを助ける人々が今回の話のメインです。
前作はものすごく面白かったですが後味は悪かったので、今作でようやくスッキリして本当の結末を迎えたような気がします。
傍観者
今回私がドキッとしたのは、傍観者について言及した部分でした。
悪い話題の最中にある人と、その人を批判して追い詰める人が目立ちますが、
ほとんどの人はただ、関心もなく見ている人です。
今回の登場人物のうちひとりの考え方が、とても一般的な考え方だと思うんですよね。
関心がないから見ているだけで、それの何が悪いの?悪口を言ったりするより随分マシじゃない?…という風な。
しかし、その子が食堂で主人公の隣に座りただ一緒にご飯を食べたときに、
主人公ははじめてこれからの人生に希望を持つんですよね。
これから、こういう日が少しずつ増えていくかもしれない、と。
みかんひとつ手渡すだけでも、目を合わせて会釈するだけでも、四面楚歌のなかじっと耐えている人にとっては希望になるんですね。
なんだか色々と状況を想像しては、自分だったらどうだろうな…と考えてしまいました。
再び立ち上がること
今回の話は再生の物語です。
大きな事件で傷ついた沢山の人が、自分の内面と向き合って、再び歩き出します。
亡くなった子の母親も、葛藤と後悔と絶望から、一歩踏み出します。
前作の国選弁護士の話も少し出てきたところに、著者の「登場人物に責任を持つ」スタンスの徹底を感じました。
没入感
イ・コンニム作家の文章は、本当に引っ張られる文章というか、没頭して読めます。
文章があまりに引っ張ってくるので、雑念が消え、周囲のことが気にならなくなり、つい集中してしまいます。
これはもし母国語だったら、集中しすぎて電車を乗り過ごすレベルの没入感では…と思います。
「韓国語で本を読んでみたいけど何から読んだらいいかな」という人には、真っ先にイ・コンニム作家の本を勧めたいです。
以上、「殺したい子2」の感想でした~!