항아리 / 정호승 지음, 정현지 그림 【多読入門】
3冊目
항아리 / 정호승 지음, 정현지 그림
ハンアリ / チョン・ホスン 文、チョン・ヒョンジ 絵
この本は童話集となっていて、短い童話が8編入っています。
8編のうち、最初の童話のタイトルである 항아리 (ハンアリ)が、そのままこの本のタイトルとなっています。
ちなみに、 항아리 (ハンアリ)とは、韓国の伝統的な壺のことです。
本の表紙のイラストの、この壺のことですね!
表紙から可愛いですよね!
どの短編童話も主人公は人間ではないんです。
壺だったり、実在しない鳥だったり、サボテンだったり、カニだったり・・
必要な語学レベル:
小学生の低-中学年を対象にした童話コーナーに置かれていた本です。
絵本ではなく童話なので、短編とはいえある程度のまとまった文章を読む必要があります。
この本の分量のハングルを、嫌にならずに楽しく読めるのはTOPIK5級あたりからかな?と思います。
魅力あるキャラクター
読んでいくうえで大きな励みになるのは、イラストの可愛らしさです。
特に、4つ目の童話である 한 짝 날개로 나는 새 (片方の翼で飛ぶ鳥)の主人公は、本当に愛らしいです!
翼が片方しかないという架空の鳥のお話なんですが、私はこの話が一番気に入っています(キャラクターが可愛すぎて)
注意点
人間ではない主人公たちが愛らしく描かれていて、どことなくほのぼのとするイラストで、童話じゃないですか。
童話って意外と、幸せなだけではないんですね・・
ギョッとするような展開とかもあるので、そのあたり少し、心の準備をされてから読んだほうがいいかもしれません。
どの童話もそういった面がありますが、この本は特に、教訓がハッキリしているほうだと思います。