살인자의 기억법 / 김영하 を読んで【韓国書籍】
4冊目
살인자의 기억법 / 김영하
殺人者の記憶法 / キム・ヨンハ
長編小説のなかでは短いほうであり、会話文が多く、文体もシンプルで読みやすいです。
2013年出版のベストセラー小説です。
内容もすごく面白かったのですが、それより何より、この本は韓国語多読に向いています。
多読のために面白い本を探している方へ、是非ともおすすめしたい一冊です。
おすすめ理由①
登場人物が少ないため、理解しやすいです。
メインの登場人物はなんと三人のみ。主人公、主人公の娘、娘を狙う男、これだけです。
外国文学を読む上でいつも障害になるのは、人物の名前ですよね。
外国人の名前というのはどうしても覚えにくいので、登場人物がたくさん出てくる小説は、それだけで混乱しやすいです。
おすすめ理由②
日記やメモ書き形式で進んでいくため、文章のひとかたまりが短いです。
ずらーっと隙間なく文字が並んでいる小説よりも、はるかに読みやすいです。
ひと段落は短いですが、計算された無駄のない文章で、読み応えがあるのもポイントです。
おすすめ理由③
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、あっと驚く展開が待っており、読後の満足感が高いです。
エンタメ性が高く、読んで良かったと思える小説です。
さすが、ベストセラーにはベストセラーになるだけの理由があります。
まとめ
読みやすく面白い、多読に向いている小説です。
日本語翻訳版も出ているため、見比べて読むことも可能ですね。
迷っている方がいたら、是非挑戦してみてください!おすすめです!