씨 유 어게인 / 김지윤 を読んで【韓国書籍】
58冊目
씨 유 어게인 / 김지윤
シー・ユー・アゲイン / キム・ジユン
心温まる系のヒューマンドラマです。

お弁当屋さんで働くハルモニが主人公ですが、群像劇のように複数の人々に順番にスポットライトを当てていくスタイルの話です。
ヘファ洞(혜화동)の話
舞台がソウルのヘファ洞という場所で、ヘファ洞は漢字で書くと「恵化洞」となります。
大学路のあたりですね。
近くには演劇をする小劇場が多く、近隣の大学が多いので若い人が多く住んでいるようです。
私は演劇を見に行ったり、観光がてら散歩する程度で、数回ほどしか行ったことがないのですが、
この地域に明るい人はだいぶ楽しめるのではないかな、と思いました。
実際の地名がちょこちょこ出てくるので。
元気になる言葉
主人公はハルモニ(おばあさん)ではなくヨサニム(既婚女性への敬称)と呼ばれたい、超絶前向きでパワフルな女性です。
毎日お弁当を作って販売し、英語を勉強し(娘がアメリカに住んでいるため)、片言の英語を交えて話す独特の口調です。
このヨサニムが本当に前向きで元気になる言葉をくれるんですね。
그래도 내가 하고 싶은 말은 일어나지 않은 일은 너무 걱정하지 마. 그걸로 마음에 에너지를 쓰는 게 제일 아까워.
씨 유 어게인
これは、ある裁判を控えて不安で押しつぶされそうになっている人への言葉です。
起こっていないことをあまり心配しないように、と。心のエネルギーをそれで使うのが一番勿体ないと。
色んな状況にあてはめられる言葉なので、それぞれ自分の状況に照らし合わせて、元気を貰えそうです。
도움이 필요할 땐 청하는 것도 용기야. 손 내밀 때 내밀지 못하면 놓치는 것도 많아.
씨 유 어게인
これは貧しさにひとり耐えていた少年にかけた言葉です。
助けが必要なときは、助けを求めることも勇気だ、と。助けを求めて手を伸ばさなければ、逃すものも多いんだと。
苦しい状況にいる人に響きそうな言葉です。
助けを求めてもいいのだ、と諭されているような気持ちになります。
感想
心が疲れたときに読んでみると、元気が出ていいのではないかな、と思います。
ただ、主人公のヨサニムはただ癒してくれる安定した存在ではなく、ヨサニムにも事情があります。
ラストで明らかになりますが、人生本当に様々な峠があるな…という、、、
楽な人生は無いですね。
人によって解釈は異なると思いますが、個人的にはハッピーエンドとは言い切れないラストだったのが、少々心に引っかかりました。
とはいえ、良いセリフが多かったので、元気が出たのも事実!
以上、「シー・ユー・アゲイン」の感想でした~。