방금 떠나온 세계 / 김초엽 を読んで【韓国書籍】
57冊目
방금 떠나온 세계 / 김초엽
この世界からは出ていくけれど / キム・チョヨプ
SF短編集です。

日本語翻訳版も出版されていて、タイトルは「この世界からは出ていくけれど」です。
あえてタイトルを直訳するならば、「たった今去ってきた世界」といったところでしょうか。
SFというジャンルについて
キム・チョヨプ作家の作品を読むのはこれで3冊目です。
「地球の果ての温室で」と「わたしたちが光の速さで進めないなら」で、長編と短編が両方面白かったので
今後も積極的に読んでいこうと思っていた作家さんです。
私のなかでは完全に安牌のSF作家さんとして、「間違いなく面白い」枠に入っているのですが、
今作は少し、SFが強い感じで、もう少しマイルドなほうが私の好みではあるな…とも思いました。
(面白かったことに変わりはないですが)
SFというジャンルは難しいですね。
捻った設定はとても興味を引くのですが、自分の好みを超えると、やりすぎに感じてしまう……
完全に好みの問題なのはもちろんのこと、読む自分のコンディションにも関係している気もします。
(元気いっぱいのときは複雑でこみいったSF設定の解読が面白く、疲れているときはそれが面倒に感じられてしまう)
次回は元気のあるときにSF作品を読もう!と思いました。
多読の観点から
324ページと、少し多く感じますが、韓国の本としてはサイズが小さめのほうで、持った感じも軽いです。
表紙も可愛くて持ち歩きに適しているので、外出先でちょこちょこ隙間時間に読むのに適していると思います。
キム・チョヨプ作家の本は引き続き読んでいくつもりです~!
以上、「この世界からは出ていくけれど」の感想でした。