완전한 행복 / 정유정 を読んで【韓国書籍】
51冊目
완전한 행복 / 정유정
完全な幸福 / チョン・ユジョン
「種の起源」、「ジニ、ジニ」に続いてチョン・ユジョン作家の本を読むのは3冊目です。

今回は読むのに本当に時間がかかりました。(途中中断しつつ、なんと1ヵ月以上も…)
サイコパス
人間の悪を描くことに全力を傾けるチョン・ユジョン作家ですが、今回のサイコパスも本当にすごいです。
本の裏表紙にも載っている本作のキーフレーズがこちら。
행복은 덧셈이 아니야. 행복은 뺄셈이야. 완전해질 때까지, 불행의 가능성을 없애가는 거.
완전한 행복 / 정유정
幸せは足し算じゃなくて、引き算だと言うのですね。
完全になるまで、不幸の可能性をなくしていくこと…
この信念のもとに、サイコパスが幸せを追求して努力するとどうなるか。
それがこの小説に描かれています。
このセリフ、ぞっとするのに妙に説得力があるような、一気に惹かれるフレーズです。
他の人がどう思うのか知りたくて会社の同僚に話してみたところ、
「えー!絶対に賛成できない!」と全力で拒否反応を示していました。
まぁ、そうですよね。
完読に時間がかかった理由
1冊に1ヵ月以上時間をかけることはそうないのですが、今回は2/3あたりまでにものすごく時間がかかりました。
そしてラスト1/3は4日ほどで読み進めるというアンバランスさ。
時間がかかった要因は、522ページというボリュームや難しい語彙も一因ではあると思うのですが、
雰囲気の暗さ…静けさ…が、そのときの自分の気分に合わなかったのかな、と思います。
本というのは、単純に作品の出来だけではなくて、読む自分のコンディションというのも大きいですね。
未読の方には、冬に読むことをおすすめします!
なんとなく浮かれて開放的な気分になる真夏だと、気持ちを作品に寄せていくのに、若干苦労したなという気がしました。
しかし作品自体はとても面白いので、話がクライマックスを迎えるとノンストップで読み進められます。
結果、今回も面白く読了しました。
チョン・ユジョン作家の本は引き続き読んでいくつもりです!
以上、「完全な幸福」の感想でした~!