지구 끝의 온실 / 김초엽 を読んで【韓国書籍】
45冊目
지구 끝의 온실 / 김초엽
地球の果ての温室で / キム・チョヨプ
SF小説です!

日本語翻訳版も出ています。
完成された世界観
すごく魅力的な設定で、読者をぐんぐん小説世界へ引き込みます。
ディストピアを生き延びようともがく人々と、そんな暗黒時代が終焉した後の、とある研究者。
時代が交差しながら、真相が少しずつ判明していきます。
SFの良さが充分に活かされていて、没頭系小説と言えると思います。
多読の観点から
392ページと、なかなか読み応えのある分量です。
多読初心者は200ページくらいの小説から始めると完読確率が高まると個人的に思っているのですが、
400ページ近い本書は実にその2倍。
特別表現が難しかったり読みにくかったりすることは無いですが、それでもやはりある程度、多読に慣れている人向け、という気がします。
なお、とある朗読サービスでは、朗読時間は10時間40分ほどでした。
かなりスムーズに読んでも11時間近くかかるわけですね。
1日1時間読むとして、11日。
私は朗読を聞きながら紙の本で文字を追って読むのが好きなのですが、
表示されている朗読時間が10時間を超えていると、読み始めるのにちょっと気合が必要です。笑
他の作品にも期待
想像よりもずっと面白かったので、同じ著者の他の作品も読んでみようと思います。
短編のSF小説もあるようなので、それも面白そうですね。
以上、「地球の果ての温室で」の感想でした~!