시티 뷰 / 우신영 を読んで【韓国書籍】
44冊目
시티 뷰 / 우신영
シティービュー / ウ・シニョン
まだ日本語翻訳版は出ていないようです。

第14回ホンブル文学賞(혼불문학상)受賞作品。
一気読み小説
想像以上にめちゃくちゃ面白かったです。
続きが気になってどんどんページをめくってしまうタイプの小説なので、
知らない単語もそこそこありましたが、面白さ重視で読み飛ばしてしまいました。
単語を調べるために活字から目を離した瞬間に、勢いが削がれるじゃないですか、読書って。
具体的な地名や料理名なんかは、さすがに想像では補えないので調べました。
中国の朝鮮族の女性が登場人物として出てくるのですが、その女性の語りが興味深く、面白かったです。
多読の観点から
- 分量
276ページです。チャレンジしやすい分量だと思います。
朗読アプリでは、朗読時間は6時間ほどでした。
朗読を聞きながらスムーズに読み進めれば6時間ほどで読み終わるという計算です。
(まぁ実際にはちょこちょこ止めて調べたりするので、そううまくはいきませんが……)
- 単語
読みやすいわりに知らない単語が多かったように思います。
ブランドの固有名詞や、知らない地名なんかが多かったせいもあるかもしれません。
特に、スタイリッシュで裕福な妻のセリフに、日本で言うところのカタカナ語?外来語?が多く、一瞬「?」と止まる場合が多かったです。
- 現代の韓国社会を反映
人々が抱く不公平感や、どうにも埋められない格差、明確に存在する階級意識、強すぎる競争心、などを鋭く描きます。
このあたりは外国人の目からすると非常に面白いです。
もちろん小説なのでだいぶ誇張されてはいますが、現代韓国社会の理解にもつながる気がしました。
結論
面白いです!読んで損なし!
おすすめです。
日本語翻訳版もそのうち出るのではないでしょうか。
(というか、出したほうがいい気がする……面白いので)
以上、「シティービュー」の感想でした~!