메리골드 마음 세탁소 / 윤정은 を読んで【韓国書籍】
42冊目
메리골드 마음 세탁소 / 윤정은
マリーゴールド町 心の洗濯屋さん / ユン・ジョンウン
ヒーリング系の本に違いない、という確信を持てるタイトルですね。

30万部記念限定のフラワーエディションの表紙で読みました。
表紙の絵が非常に華やかで素敵です。
期待を裏切らない
いろんな事情を抱える人々が訪れて、心の洗濯をしていく……という、タイトルから想像できる内容そのままのストーリーです。
こんな本を読みたいな、と思って手にとった本が、思った通りの内容というのは案外ありがたいもの。
いい意味で裏切られた!となる小説も良いですが、思った通り!となる小説も私は好きです。
ヒーリング度の高い文章
もちろんストーリーも癒し系なんですけど、一文一文がゆったりとした、癒される感じの文体なんですよね。
実際に癒された文章を引用します。
행복한 일은 천지에 널려 있어요.
늦잠을 자서 출근해야 되는 줄 알고 허겁지겁 눈을 떴는데 알고 보니 주말이야.
안도하며 눈을 감아요. 마저 자는 잠이 얼마나 달큰한지. 저는 그냥 지금 이런 일상이 좋아요.
메리골드 마음 세탁소
登場人物のなかのひとりの、何気ないセリフの一部なんですが、こういうところですよ……!
幸せなことは毎日あふれるようにあって、例えば朝に仕事に行かなくちゃと目覚めて慌てたものの、なんと週末だった、と気付く。
ホッとしてまた目を閉じて眠るのが、どれだけ甘い眠りか……。知らない人はいないこの幸せ!共感しかないですよね。
ところどころでこういった心地良い文章があって、読み終わったあとも日常生活のなかでふっと浮かんでくるように思い出します。
癒し系小説のなかでも、だいぶ癒し度が高い一冊です。
多読の観点から
271ページというちょうどよい分量で、通常の小説よりもほんの少し…ほんの気持ち程度、文字が大きい気がします。
セリフが多めで、ストーリーも捻くれていないので予想がつきやすく、非常に読みやすい部類に入ると思います。
日本語翻訳版も出版されているので、万が一諦めても日本語で最後まで読める&両方手元にあれば迷子になったときに照らし合わせて読める、等の利点もあります。
以上、「マリーゴールド町 心の洗濯屋さん」の感想でした~!