26冊目

모든 순간이 너였다 / 하태완

すべての瞬間が君だった / ハ・テワン

ドラマ「キム秘書はいったいなぜ」に登場したエッセイとして有名です。

韓国の小説は、売れると通常「50万部記念エディション」、みたいな感じで表紙のデザインを変えて販売されることが多いんですが、

この表紙はなんと 솜사탕 에디션 （綿あめエディション）だそうで、エディションの名前まで癒されます。

この本はこんな本

• とても重い（物理的に）

基本的に通勤電車で読書をしている私には大打撃。

長く持っていると手首が痛くなる重さです。

淡い水彩画のようなイラストが入ったカラーページが多く、紙質もしっかりしているため重いんだと思います。

• とにかく癒される

恋愛に関するエッセイが大部分を占めるのですが、特に恋愛に限定されない文章もちょこちょこ出てきます。

基本スタンスが、読者を褒めてくれて、励ましてくれて、無条件で肯定してくれるような姿勢なんですよね。

必然的に、仕事に疲れた体を引きずって満員電車で帰路につく会社員の心に、じんわりきちゃいますよね。

• 寝る前に読むのをおすすめ

心が洗われるような純粋できれいな表現に満ちた本書。

寝る前に読むと、メンタルに良いです。笑

夢見もよく、すっきり起きれる気がしたので、睡眠の質も上がっていたのでは、と思います。

眠る前に、こういう優しく美しく柔らかい本を読むと、こんなに違うのか～、と、その効果（？）にちょっと驚きました。

良かったフレーズ

ところどころ共感し、ところどころ「そうかなあ？」と思うような、程よく他人の恋愛観といった趣きの本書でしたが、

本当にそうだなあと共感した文章をひとつ紹介します。

남녀가 서로 진심으로 사랑해서 연애를 하게 된다면, 시간이 흐르면 흐를수록 서로가 신기할 정도로 닮아간다.

모든 순간이 너였다

心が通じ合った恋人同士って、お互いの影響をすごく受けて、たしかに似てくるんですよね。

自分に正直に、相手に誠実に、素敵な恋をしようと思わせてくれる良いエッセイでした。

以上、「すべての瞬間が君だった」の感想でした～！