비가 오면 열리는 상점 / 유영광 を読んで【韓国書籍】
24冊目
비가 오면 열리는 상점 / 유영광
雨が降ると開く商店 / ユ・ヨングァン
新人作家としては異例の、6ヵ国との海外版権契約を結んだそうで・・・
(日本語翻訳版は現状まだのようですが、この6ヵ国に日本も含まれているみたいなので、これから翻訳版が出るのかもしれませんね)
「ハリーポッターとジブリが出会った!」という、帯のキャッチコピーが結構攻めています。
意外と時間がかかった
最近の私は、毎日の通勤時間や待ち合わせの隙間時間などに韓国語の本を読んでいます。
そうすると、だいたい1週間に100ページのペースになるんですよね。
「雨が降ると開く商店」は328ページなので、だいたい3週間ちょっとで読み終わるかな…?と思っていたんですが、
読み終わるまでに、なんと1か月以上かかりました。
語彙が特別難しいわけでもなく、話もちゃんと面白いんですが、なんでこんなに時間がかかったのか不明です。
もしかしたらファンタジー要素が強い小説を韓国語で読むのが初めてだったから、ちょっと時間がかかったのかもしれません。
なんでも初めてのことは時間がかかるものなので・・・
良かった部分
期待を裏切らない、「良い話」です。
ヒーリング小説でもあり、勇気を出せるようにそっと背中を押してくれるような、優しい話です。
斜めに構えずに、素直な気持ちで読み進めれば楽しめると思います。
素敵だなと思った部分はこちら。
꿈꾸는 일을 하거나 좋아하는 일을 하는 데 있어서 늦은 시기라는 건 없는 것 같아요. 언제나 지금 이 순간 시작할 수 있으니까요.
비가 오면 열리는 상점
そう、夢見ることをするのに、好きなことをするのに、遅すぎるってことはないんですよね。いつだって、今この瞬間にはじめることができるから。
いろんな人生の疑似体験
自分の不幸を売り払い、その代わりに自分の望む人生を体験しながら選ぶことができる、というまさに夢のような話!
それを主人公がひとつひとつ体験していくわけですが、なんとなくうっすら結末が分かっていても、面白いんですよね。
人はこういう話が好きなんだな、と思いました。
ちなみに主人公が「これもやだな・・」って思った人生の中に、私的には「悪くないんじゃ?」と思えるような人生もありました。笑
そのあたりも、人それぞれの価値観というか。
やはり自分の人生の善し悪しは、自分でしか決められないんだな、という気持ちになった部分でした。
以上、「雨が降ると開く商店」の感想でした~!