중급 한국어 / 문지혁 を読んで【韓国書籍】
10冊目
중급 한국어 / 문지혁
中級韓国語 / ムン・ジヒョク
초급 한국어 (初級韓国語)の続編小説です。
前作では舞台はニューヨークで、主人公の職業は韓国語の先生だったんですが、今作では主人公は韓国に帰国して、大学で作文を教えています。
前作よりも少し難しいです!
今作では主人公が文筆の講義をしているので、講義の内容が前作に比べて高尚なんですよね。
授業内容には、有名な古典小説の引用や解説も含まれています。
なので、まるで講義を聞いたような、ちょっと得した気分にもなれます。
コロナ時期の話
面白いなと思ったのが、コロナ時期の混乱がすごくリアルに描かれている点です。
2023年出版の本なので、書くほうも読むほうも記憶が鮮明ですよね。
韓国が当時どういう雰囲気だったのか、ひしひしと伝わってきました。
多読の観点から
主人公の日常と、講義内容が交互に描かれるため、ずっと難しいわけではないです。
(ただ、物語が講義パートに入った途端に読むスピードは落ちます。これは仕方ないですね)
日常パートも、主人公夫婦が子どもを作ろうと決心してから不妊治療をする過程、コロナ時期の苦労など、読みごたえがある内容です。
前作を少し余裕をもって読めたら、今作もきっと読み切れると思います。