초급 한국어 / 문지혁 を読んで【韓国書籍】
9冊目
초급 한국어 / 문지혁
初級韓国語 / ムン・ジヒョク
韓国語の参考書のようなタイトルですが、小説です。
ニューヨークで初級の韓国語を教えながら小説を書いている主人公の日常を描いています。
この本は、まず、章の目次から秀逸なんです!
例えば、2章のタイトルは、 안녕하세요? (こんにちは)ですし、4章のタイトルは 어디에 있어요? (どこにいますか?)です。
8章のタイトルは 서점에서 친구를 만나요 (書店で友人に会います)で、10章のタイトルは 서울 날씨가 참 좋지요? (ソウルの天気がほんとにいいですよね?)です。
そうです。まるで初級韓国語のテキストで挨拶や文法を習うときのような目次なんです!凝ってますよね~!
どうですか?
読みたくなりませんか??
私はこの目次に惹かれてこの本を読むことに決めました。
多読の観点から
- 韓国語を教える場面が頻繁に出てくるので、韓国語学習者としては無条件に面白いです。
授業中の生徒たちの発言では、発音の間違いがそのまま描かれていたりします(말씀 が 말슴 になっていたり)
そういうひとつひとつが自分と重なるので、韓国人より外国人が楽しく読める小説なんじゃ?と思ったくらいです。
- ニューヨークが舞台なので英語が韓国語表記で出てきます!
どういうことかというと、 “갓 블레스 유, 마이 브라더” という文章が突然出てきますよね。
脳が韓国語になっているので、パット見これが英語だと気づかないんですよ!
知らない単語かと思って二度見して、ハッと気づくんです。
「ゴッド・ブレス・ユー、マイブラザー」だということに・・・
“돈 스픽 잉글리시, 플리즈” が「ドント・スピーク・イングリッシュ、プリーズ」のように・・・
こういう、外国語がまた違う外国語で表記してある表現って、学校のテキストではなかなかお目にかかれないので、新鮮です。
そして、この本には続編があるようです。
そのタイトルやなんと、 중급 한국어 (中級韓国語)
タイトル秀逸すぎて拍手したいです!!
主人公が同じなのかや舞台がどこなのか、読む前なのでまだ何一つ知らないんですが、面白かったらまたここで紹介しますね~!