아몬드 / 손원평 を読んで【韓国書籍】
5冊目
아몬드 / 손원평
アーモンド / ソン・ウォンピョン
2017年出版の長編小説です。
泣く子も黙る本屋大賞の翻訳文学部門で1位に輝いた小説なので、知っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、これは私の体感ですが、韓国よりも日本での知名度が若干高いような気もします。
(偶然、私の周囲の数名の韓国人が知らなかっただけの話かもしれませんが……)
深く感動したり涙したり眠れなくなるほどハマったわけではなかったですが(私の場合)、
結論としては、じんわり温かい話でした。良かったです。
한마디로 말하자면 이 이야기는, 괴물인 내가 또 다른 괴물을 만나는 이야기이다
아몬드
一言で表すとすれば、この話は、怪物である僕がまた他の怪物に出会う話だ
アーモンド
まさにその通りでした。
たくさんの(わりと派手な)事件が起こりますが、描かれているのは、人間関係です。
사람의 머리란 생각보다 묘한 놈이거든. 그리고 난 여전히, 가슴이 머리를 지배할 수 있다고 믿는 사람이란다
아몬드
人の頭というのは、思ったよりも妙なやつなんだよ。それに僕は今も、頭を統べるのは心だって、信じてる人間なんだ
アーモンド
素敵だなと思った一節です。
ちなみに、多読の観点から見ると、以下のような感じです。
- 登場人物が子どもなので、小難しい話ではない。
- 長編小説ではあるものの、分量も多読に適切といった感じ。
- 青少年文学から想像するよりも、単語はやや難しめ。想像力で乗り切ってもいいし、反復する単語だけ軽く調べてもいいかも。
日本語訳が出ているので、見比べて読むのも勉強になりそうですね!